沢尻エリカがスポーツ紙やワイドショーを騒がせている最中に視聴。映画の中と現実が混同しておもしろい。
沢尻エリカと新井浩文の演技がはまりすぎていて…。きんちゃんみたいな友達欲しくなる。刑事の2人は漫画ならいいのかもしれないけど、映画だとポエマーすぎて浮いてしまう。全体的にまさに蜷川実花の写真集映画版という感じだった。
女優なら歳を重ねても新たな価値が生まれ続けるように思うけれど、身体の外見に価値が集約されるモデルに留まってしまうと、人々の欲望の捌け口として時代とともに流されていってしまうのかな。でもそれはモデルだけじゃなく、一般の若者にも言える。若さにかまけてなにも経験を積まずにいるといつか出汁がらになってしまう。
「若さは美しいけれども、美しさは若さではないよ。美はもっとあらゆるものを豊かに含んでいるんだ」
最後の刑事のこの台詞は好きだった。