「『邦題に問題あり作品』に堂々仲間入り!」
というのが最初の感想でしょうか。
日本のカンバーバッチ人気にあやかるつもりでエジソンの名前を推したのでしょうが、内容はエジソンVSウェスティングハウスwithテスラぐらいの容量で描かれているので、がっつりエジソン主役だと勘違いした方が多かったのでは。
なんなら王道の主人公的に描かれていたのはウェスティングハウスの方で、エジソンはヒーロー映画なら確実にヴィランになるキャラクターでしたね。
これは期待と違っていた、という感想になるのも当然なのでは。
ただ、少し間違えれば確実に観客の誰からも嫌われるキャラクターになりそうなエジソンを、絶妙に人間味を加えて「天才故の孤独と傲慢」として嫌いになり切れない魅力的な人物として演じるカンバーバッチはやはり素晴らしいです。
内容に対してあまり評価は芳しくなさそうですが、個人的にはエンタメとして非常に楽しみましたし、着地も美しいなと思いました。
ラストの2人の会話が大好きです。