なんとなくだけどいろいろと露骨で、あんまりスマートじゃない感じ。エネルギーがぶわーっと先行してる、こういう表現が適切か分からんけど、自主映画っぽいところがある。で、多分そこがいいんだろうな。ゴツゴツしてる感じというか…。暴力の描写も想像以上にストレートで、血みどろでした。篠田麻里子もストレートに強い女で、いい女でした。
ただ、私の読解力の問題かもしれないけど、やっぱり物語があまりにも不毛すぎる…。色々と要素がモリモリなわりに、エンドロールの後には何も残ってないんじゃないかと思うもん。でも、自警なんてすべからくそんなもんなのかな。切ねえなあ
あと、「川」「地方都市」「ノワール」「少年の日の思い出」つながりでミスティックリバーが言及されがちだけど、これがゴツゴツざらざらしてる分、あの映画がいかにスマートかが改めてわかったりして。
