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空飛ぶタイヤのmitoのレビュー・感想・評価

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)
3.2
池井戸潤原作。
ある日運送業を営む中小企業のトラックが脱輪事故を起こす。
調査の結果、整備不良と判断されたが、社長の赤松は調査結果に疑問を持つ。やがてその疑問は巨大企業のリコール隠しへと繋がっていく。

ドラマ、映画…映像媒体での池井戸作品をしっかりと見るのは初。
言い方悪いけど、この人の作品って如何にも日本人の好きそうな話なんだよね。
中小の縁の下の力持ちが大きな大志を持って大きな障害に立ち向かう。

サラリーマンヒーロー的な話。

登場人物も多く、属する組織によって行動原理やモットーが変わる。
若干、人情的な部分でゴリ押す部分もあるが真っ当に過程を描くので、終盤のカタルシスは強い。
ただまあ、この事細かな情報量を鑑みると、どちらかというと、池井戸作品はドラマ向きなのかな、とも観てて思った。
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