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空飛ぶタイヤのfukapのレビュー・感想・評価

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)
4.5
賛否両論は免れないと思う。池井戸原作を読んでからみたら、話が唐突の連続に感じるかもしれない。
でも、私はあえて高評価(笑)。もちろん原作を読んでからの鑑賞だけど、素直に面白くて、ドキドキして、ホープ自動車の家宅捜査のニュースシーンには、思わず涙が…(笑)。
サラリーマンの真髄、さすが池井戸作品。世の中にはいくつもシンデレラストーリーのような話が出回っているし、最後は情熱が勝つみたいな理想もあるけれど、サラリーマンなんて、そんなうまくいくわけない。うまくいかないことだらけ、うまくいかないことばかり。
でも、この映画みて元気が出た。なんだ、世の中のサラリーマン、みんな同じじゃないのさ(笑)。私のサラリーマン人生も、うまくいかないことの積み重ねと、すこーしの、ほんのちょっぴりのラッキーで成り立っているようなもの。
主人公の他は、全員がすごい顔ぶれのちょい役だった(笑)。キャスティングが秀逸!
そして、最後に流れるサザン、この曲に込められた世の中のサラリーマンへのメッセージに、なんだかまた涙が出た。
見る価値あり!ぜひ!!
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