高校生から大学生にかけて、
タケちゃんに入れ込んで、
追っかけみたいなことをしてた
まさしく、浅草キッドを発表した時期は
リアルタイムだった
あの頃にきいた浅草キッドは、
切なくて色気があって、
きいてると泣けちゃって、
タケちゃんの真骨頂だと思ってた
そんなタケちゃんは、
もう夜の生放送は引退しようという歳になり、
彼の成り立ちはこうやって映画になった
柳楽優弥はまさしく、
あの頃のタケちゃんそのものだ
だけど、モノマネではない
モノマネではないけど、ビートたけしだ
ああ、そうか
タケちゃんはこの師匠あってのビートたけしか
そう納得させる大泉洋の芸人っぷり
彼がこの役をやって、
深見千三郎はきっと喜んでるだろう
にわかに漂い続ける切なさと、
それでも何かに立ち向かうパワーが両立する
最後は清々しささえ感じて、胸に迫る
彼を追っかけてた頃の自分が懐かしい
ビートたけしはもはやレジェンドだけど、
あの頃は確かに、
私にとっても「タケちゃん」だった
私もがんばろうって思う