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浅草キッドのfukapのレビュー・感想・評価

浅草キッド(2021年製作の映画)
5.0
高校生から大学生にかけて、
タケちゃんに入れ込んで、
追っかけみたいなことをしてた
まさしく、浅草キッドを発表した時期は
リアルタイムだった

あの頃にきいた浅草キッドは、
切なくて色気があって、
きいてると泣けちゃって、
タケちゃんの真骨頂だと思ってた

そんなタケちゃんは、
もう夜の生放送は引退しようという歳になり、
彼の成り立ちはこうやって映画になった

柳楽優弥はまさしく、
あの頃のタケちゃんそのものだ
だけど、モノマネではない
モノマネではないけど、ビートたけしだ

ああ、そうか
タケちゃんはこの師匠あってのビートたけしか
そう納得させる大泉洋の芸人っぷり
彼がこの役をやって、
深見千三郎はきっと喜んでるだろう

にわかに漂い続ける切なさと、
それでも何かに立ち向かうパワーが両立する
最後は清々しささえ感じて、胸に迫る

彼を追っかけてた頃の自分が懐かしい
ビートたけしはもはやレジェンドだけど、
あの頃は確かに、
私にとっても「タケちゃん」だった

私もがんばろうって思う
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