かじやん

パンドラのかじやんのレビュー・感想・評価

パンドラ(2016年製作の映画)
3.6
誇張されてはいるが、3.11の福島第一の事故を相当参考にされたと見た。刻々と変わる炉やベントの状況、民衆のパニックなどが日本人ならわかる。相変わらず政府・青瓦台の動きが悪いが、高放射能の中で活躍する人達に焦点を当てているのがいい。「アルマゲドン」や「K-19」さながらだ。こういう作品を作れちゃうのには感心するね。しかし日本よりも原発設置の密度が高いとは。文在寅大統領の危機感もわかるし、隣国の事では済まされない。癌と戦いながら本作の撮影に臨まれ、2017.4に亡くなったオモニ役のキム・ヨンエに合掌。
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