当時、福島第一原発の事故について理解できる年ではなかったけれど、この映画を通してようやくこの年になって理解し始めることができたと思う。
福島原発よりは被害を食い止められたと映画の中であったが、そう考えると我々の国で起こっていたことがどれほどのものなのかと痛感される。
今も福島原発の周辺は立ち入りが制限されている。
鉄道は再開したものの、まだ家に帰れてない人が大勢いる。
9年目でも、まだ影響が続いているということは0距離で浴びてしまった人はどうなってしまうのだろうと考えただけでも恐ろしい。
誰かがやらなくちゃいけないから自分が率先して動こう。といつも決めていた自分も、主人公のように身を捨てて動けるかと自問自答しても決してYesとはならなかった…(大袈裟かもしれないけどこれが一番に思ったこと)
政府の隠蔽、それによってもたらされる多くの被害。もっと早く動いていれば。
どうしてこのような大きな事故が起こらないと無力さに気づけないのだろうか