つじー

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男のつじーのレビュー・感想・評価

4.0
特殊メイクでまったく原型をとどめてないゲイリー・オールドマンのチャーチルがどんハマり。ストーリーはかなり歴史事実を単純化しすぎな感じはあるが、要所要所でいいシーンはある。秘書役のリリー・ジェームズが美人ぶりが際立っており映画の華になってる。
冒頭でデヴィッド・スコフィールド演じるアトリーがチェンバレンの不信任演説をぶち上げるところと、最後にチャーチルが下院で大演説をかますところが、演説シーンとしてすごく迫力あった。チャーチルとジョージ6世が友情を結ぶシーンもよかった。2人とも吃音者だった背景も踏まえるとかなり熱い。
この映画の史観ではハリファックスが本当に嫌なやつで親ヒトラーぽさ出てるし、実際にもチャーチルの政敵だったんだけど、アメリカ大使に左遷されてからの活躍ぶりが結構いかしてるんよな。ハリファックスなくしてアメリカとのスクラム体制は維持できなかったかもしれない。
個人的にはもはや誰だかまったくわからないゲイリー・オールドマンの名演とリリー・ジェームズの美しさに見とれるための映画だと思ってる。
つじー

つじー