「生活費が足りない」からの夫婦のやり取りが良過ぎて、何回もリピートしちゃった。
面白いなと思ったのは、スピーチが上手だと色んな意味で「勝つ」のだなぁということ。そのスピーチにはちょっとした誇張、ちょっとした嘘も含まれる。100%の誠意や正義とは違う。日本の映画やドラマではど正論で相手をねじ伏せる描写をよく見るが、それとは明らかに異なる。文化の違いだろうか。
欧米では幼い頃からディベートやスピーチの授業がある。深夜の討論番組のようなエゴ丸出しのケンカではなく、声色、態度、身振り手振りを含めたスピーチ術で場の空気を自分側に引き寄せる、つまり「勝つ」ための教育がなされているのだな。
…と、そういう鑑賞の仕方にとどめておいた。戦勝国の戦時中の伝記ものなんて都合よく改竄されているに決まってるからね。
おまけ。
せっかくのゲイリー・オールドマンなのに超絶特殊メイク（すごい技術！）でビジュアルが〜〜と涙目の方は、「PRADA Oldman」で動画検索してみて。
