そまたま

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男のそまたまのレビュー・感想・評価

3.5
映画としては非常に完成度が高い。
しかし、この映画の中で描かれるチャーチルの行動にはいくつか?が。

結果的には上手くいったのかもしれないけど、ハッキリ言えば無謀な行動の連続。その意思決定の裏のロジックもよう分からん。電車の中で民主の声を聞いて、それを意思決定のための最終判断材料とする。もっと定量的に判断しろよ、国家存亡の危機なんだから…と思ってしまった。

最後に周りの議員が語る、"彼は言葉を武器として戦場に乗り込んでいった"って、それってヒトラーがやったことと方法論としては同じなのでは?

最後の演説にはカタルシスよりも、
言葉によって国家を扇動することの恐ろしさを感じてしまった。
そまたま

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