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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男のimanimoのレビュー・感想・評価

4.5
展開は大きく2つに分かれます。
ダンケルクに至る前と、ダンケルクパート。

前半はひたすら話し合いが続きます。
現在の戦況を把握しイギリスのドイツへの取り組みが明らかになる。と同時にチャーチルの性格、癖、志向が少しずつ白日にさらされて行くのが分かります。
大きな動きはないが、丁寧にかつ慎重に
観客を誘導していく感じですね。

そして、ある司令が下される辺りから突然動き出すダンケルクパート。
それは、半年前に観たノーラン監督の「ダンケルク」と相対しています。
戦術を練る本作と半年前に観た空中戦や民間船の機動場面が見事にリンクし、何度も鳥肌が立ちました!

地下鉄の場面はこの映画のハイライトで、あまりのワクワクに嬉しくて不覚にも涙が、、

ほとんど一人芝居ですが、タイピスト役のリリー・ジェームズがとても綺麗。ダークな映像に咲く一輪の花のような存在でとても印象的でした。
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