感動作と呼ばれる作品には2種類ある。
ストーリーや感動ポイントを素直に受け入れさせてくれる作品と、作り手に都合のいい感動ポイントの押し付けでしかない作品だ。
この作品は十分前者に属せる作品だ。
暮らせなくなる理由伏せる必要あったのかなぁ。伏せないと成り立たないし、でも、予告の段階で完全にバレバレだったし。ってか、伏せてないよね。伏せる気ないよね。
感動ポイントがズレてるけど「困りますねぇ、猫なんか連れてきてから。はよ出してくださいね」っていう看護師さん役の戸田菜穂さんの優しさが良かった。
ナナは見事な俳猫だなぁ。名演技だ。
木村多江さんが幸薄でない役なんて珍しい、しかもいい感じに演じている！ って思っていたらこれか…笑
ダメ出しするなら、犬役の声優がプロ過ぎることかなぁ。声のアテ方が上手すぎて、逆に犬が喋っているように見えない。完全に人の声なんだもの。高畑さんの場合は、上手いけどもどこかプロ声優に至らない、ところがキャラ声っぽくてかえって実写の声としてはいいのかも。
