薄

孤狼の血の薄のレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
2.8
「仁義なき戦い」(と言うか「県警対組織暴力」)+「トレーニング・デイ」と言った感じだった原作を韓国映画的グロ描写を満載にして映像化。

「仁義〜」や「県警〜」は役者たちのギラギラとした魅力や現場の熱量が映画全体の勢いや緊張感を生み出していたが、この映画にはそういった要素は薄い(時代的にしょうがないことではある)。

で、代わりにグロ描写と過激さで緊張感を作り出そうとしているがグロ描写って結局慣れてしまうので。途中からは本質的な軽さとテンポの悪さが見えてきてしまった。松坂桃李も悪くないんだけど、観終わった第一感は「役所広司の孤軍奮闘」だったかな。
薄