せーちゃん

孤狼の血のせーちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

孤狼の血(2018年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

初日舞台挨拶

今年一番楽しみにしていた映画と言っても過言ではない。
期待しまくっていたけど、その期待を優に超えてきた…観終わった後に出てくる言葉は最高の一言。

目を覆いたくなるようなエグいシーンで始まり、最後まで観れるのか?と不安になったが、コンプライアンスだの何だのと煩い今の時代にこんな放送コードギリギリなんてもんじゃなく、完全にアウトな映像の連発に逆に見入ってしまった…
役所さん演じる大上の破天荒な立ち振る舞いに圧倒されながらも観ていくと、松坂さん演じる日岡がキャリア組なのになぜ大上とバディを組まされたのかが明らかになっていく。予想していなかった展開にどんどん作品の中に引き込まれてしまった。
大上が失踪して、梨子ママから大上の日誌?を受け取るシーン辺りからは涙腺崩壊。大上の本当の思いや目的…日岡の成長にラストまで涙が止まらなかった…こんなに泣くとは想定外。
それにしても水死体のシーンは衝撃だった…
田中偉登くんや岩永ジョーイくんら若手俳優さんたちもかなり活躍していて、偉登くんはるろうにの弥彦の頃の可愛さを微塵も感じさせない程の男臭い演技を見せてくれて、本当に今後期待の実力派若手俳優だと思う。
とんでもなく豪華な俳優陣が演じるヤクザたち、特に石橋蓮司さんの安定感は流石だった…
個人的には竹野内豊さんのヤクザ役たまらない…

いろいろと規制の厳しい今の時代に、こんな衝撃映像連発のかっこいい映画を世に放ってくれた白石監督と東映、ありがとう!!!!
映画ファンとして感謝です。
何度でも観たい映画です。

追記:どなたかのレビューにあった通り、冒頭の波ザバーン東映ドーンの映像は懐かしすぎてあそこからもう最高だった。あそこから既に東映の本気を見せてもらった気がします!!
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