ゆうめし

孤狼の血のゆうめしのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
4.0
アマゾンプライムビデオで。

映画館ぶりに再見。
昭和末期の広島の夏が舞台なのでみんな汗かいてギトギトしてて良い。

ヤグザを取り締まる"ガミさん"こと大上を演じる役所広司の役所広司力(りょく)がすごい。この映画の8割は役所広司力(りょく)のおかげでギトギトして魅力的。
広島大学出身のエリート新人刑事の日岡。通称"広大"。実はガミさんの汚職を調べる監察役で本部からの出向。
違法行為ばかりするガミさんに呆れつつ、どんどんとガミさんの魅力に染まっていく日岡。ガミさんが死んだ後に見つけたガミさんの赤ペン先生的な日誌指導に泣く日岡。良いシーンだった。
ガミさん、ヤクザとズブズブで私腹を肥やしてるんだろって思ってたけど、実は堅気のためにヤクザをコントロールしていた。ヤクザとズブズブで私腹を肥やしていたのは県警本部のお偉い連中だった。ガミさんはその証拠を書き留めているノートを持っていて、それを日岡に盗ませようと彼を出向させたわけ。日岡それ知ってブチ切れで一ノ瀬に五十子のタマ取らせて一ノ瀬捕まえてやってやったぜ。

江口洋介と竹野内豊が並ぶとほんのり月9感。トレンディードラマ臭。
ピエール瀧は唯一の癒し役。MEGUMIと中村倫也の贅沢な使い方。
石橋蓮司はアウトレイジでも悲惨だったけどこっちでも悲惨な結末。

日岡はガミさんの意思を継いで呉原のヤグザを飼いならしていくのか。
続編観てみよう。
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