原作未読。待ってましたのソフト化！面白かったです！
この暴対法施行前という昭和と平成の狭間に広島という舞台で極道対警察っていうバイオレンス極まりない任侠作品！これを白石監督が撮るっていうのが最高ですよね。
Vシネでもなく韓国ノワールでもない、成立の仕方というか。このテイストでバジェット取ってきてエンタメとして着地させてるのがさすが。キャスティングも豪華すぎるくらい豪華でそれがちゃんとハマってるし。
ギラギラした暴力の汗と血の臭いしかしない空気感がヒリヒリして堪りません！やはりこーゆーのは古い設定にしないとハマらないんすよね。
で、もちろんウワモノとしての魅力は上記の通りなんですが、白石監督作であるがゆえの魅力として、大上というキャラクタの清濁併せ飲むバランサーとしての存在を魅力的に描いてて。正義という脆い大義名分を掲げずに己の信念で進むダークヒーローさと日岡の若さからの脱却という魅せ方も良かった。
役所広司が凄いのはいつも通りなんですけど、(毎回言ってますが)サブで輝く桃李が今作でも光ってますよね。やさぐれ後継者として覚醒してからの死んだ目は桃李らしさも出てて。序盤の正義感の目もらしいんですけどw
とにかく面白かったです。続編も待ち遠しい！
