おそらく世間はこの映画の素晴らしさに気がついてないだろう。
LEVEL2の公開に先駆けもう一度復習。
やはりめちゃくちゃ最高の映画であった。ストーリーといい、役所広司、松坂桃李の演技力。中でも役所広司の無法者っぷりが最高である。桃李くんはそんな役所さんを見て軽蔑の眼差しで見ている。いったいどっちがヤクザなのかと。
しかし、物事は表面に見えてるものだけが全てではない。桃李くんはそのことに気が付き衝撃を受けることになる。もう映画を見ている観客も号泣ですよ。マジで。
ちなみにこの映画、広島が舞台で広島出身のデカレッド、さいねい龍二さんも出てます。
超重要な場面で、さいねいさんと桃李くんがすれ違うという。素面でのスーパー戦隊バトンタッチが行われるというね。
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nori007の感想・評価
2018/11/08 00:24
4.3
よく暴力団とマル暴は、同類と言われるがこの映画を見るとそれがよくわかる。いやむしろどちらが高圧的に圧力をかけられるか。ヤクザを超えたヤクザでなくてはならない。
そこに正義感の強い新人刑事が加わりその常軌を逸したやり方に嫌悪感さえ感じている。
ここからがネタバレなので下に書くことにする。
この映画は、暴力団とマル暴の終わりなき抗争を描いた映画かと思っていた。がしかし、映画のラストシーンで久しぶりに身震いしてしまった。
そう、役所広司の暴れっぷりを描く映画かと思っていたら真の主人公は松坂桃李だったのだ。彼は序盤こそ法にのっとった捜査をしていくが、数々の洗礼を受けて彼の中で何かが変わっていく。そう殺るか殺られるかなのだ。最後の瞬間に彼は変わった。
その時、孤高の血は受け継がれたのだ。