Tallow

孤狼の血のTallowのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
3.8
ヤクザ映画において、北野映画が掬い切れなかった「仁義なき〜」の遺伝子を色濃く残しながら現代的な暴力描写。モードに入った時の白石監督は凄まじいですね。ぶっ飛び過ぎててずっと心奪われてしまいました。

コンプライアンス、体罰、パワハラなど、喜ばしいことに「暴力」と我々の「生活」は日に日に距離が広がっていきますが、かつてはこういう骨太な善悪の舵取り役の様な人が存在したのかしないのか?なんて物思いにふけりながらの2019年最初の一本。映画の世界では何も変わらずに凄惨で恐れ入ります。
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