このレビューはネタバレを含みます
観てて「ヒェッ…」って声出てしまいそうなところ結構あった
キャスティングが悪いせいで恵まれた私生活でも不満を持つ美人がフリーターだけど楽しく生きるブスに感化されるっていう話に見えてしまうし、もっと言うと「ブスはブスなだけで不幸なのに強く生きてて偉いね！！！皆拍手！！！」みたいな強烈かつ悪意がない分タチの悪いルッキズムみたいなものも多分に感じられてしまって性格のこじれまくったゴミ人間にはしんどい映画
「言ってることは間違ってないっすよね？反論あります？」みたいな正論マウントかまされてるような気分になるのは不幸の安売りが過ぎるからなのか、メインの二人以外に焦点が当てきれてない故に奥行きのないペラペラ感が相当寒い
楽しく元気よく毎日を朗らかに過ごす事が人生の「正しい」過ごし方ではないと思っている人間なので正直かなり窮屈に感じた
終盤は劇団ひとりのキスガマン選手権の小芝居見せられてる感覚
なんとなくこの監督には長編よりも短編とかCM撮らせた方がいい気がする
