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人生はシネマティック!のERIのレビュー・感想・評価

人生はシネマティック!(2016年製作の映画)
3.7
映画を観てる人たちのシーンってきゅんてするよな。悲しいのに、背中を押されるみたいな。

決して派手な演出もない静かな作品だけれど、映画が好きな人にはぜひ観て欲しい作品。心の中からくつくつと熱い情熱が湧いてきて、映画っていいなって思う作品です。

第二次世界大戦中のロンドンで、情報省映画局の中で映画を作るお話。たくさんの制約の中で少しでも面白いものを作ろうと人生をかける物語。バックリーは、女性の視点を入れようとカトリスを映画の制作チームに入れる。脚本家として。

ダンケルクで兵士を助けた二人の姉妹のお話を映画化することに決まった。信憑性と楽観。タイポライターの音が好き。夢中になって書き上げるシナリオ。カトリスはパートナーがいたけれどすれ違ってしまう。一方でバックリーと作品作りを通じて考えを交換したり、お互いの仕事ぶりを認め合う。そりゃ惹かれ合うよ。この距離感がいい。サム・クラフリンが男前。ビル・ナイも素敵。
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