Apollo

ジャコメッティ 最後の肖像のApolloのレビュー・感想・評価

4.0
S.トゥッチが監督なのね!
芸術家の気まぐれに振り回されるモデルを引き受けた作家
事件は何も起こらない。しかし、消えない不満と不安定な心に弄ばれるちっぽけな日々の積み重ねこそ、実は観る者の感情を揺さぶる「作品」を生み出すんだよな、と絶妙な説得力を感じる一作

我儘で女泣かせだけど、ベタ惚れした相手への一途さが憎めないジャコメッティ
今まで作品の印象しかなかった彼が、本作を観て私のなかで一人の人間としてが立体的になった事が凄く嬉しい。これから彼の作品を観るのがより楽しみになった
非凡な才能をごく自然に演じたG.ラッシュの演技も好きだなぁ✨

肖像画のモデルを引き受ける作家を演じるはアーミー・ハマー
『コードネームU.N.C.L.E.』が大好きなので、ジャコメッティの目を通して、イリヤ(違う)のあの美しいお顔をゼロ距離で観れる本作はマジ眼福でした…🙏✨
(今どうしてるのかな、アミハマ…)
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