肖像画のモデルを務めたジェイムズとジャコメッティによる18日間を追う物静かな映画。ハイテンポな演出などは一切なく、ひたすら書いては消してを繰り返す。ジェイムズの輪郭を確かめるようなカットや、アトリエ…
>>続きを読むモノクロに近い彩度を抑えた映像だが、赤や黄色だけは鮮やかに色がついていたのはどういう意味があるのだろうか。
ジャコメッティを敬愛し理解していなければ18日間も同じ姿勢でモデルを続けることはできない…
このレビューはネタバレを含みます
※スコアをつけられない。
教授にお勧めされ視聴
アルベルト・ジャコメッティが一枚の肖像画を描く物語。
自身の作るモノに常に満足がいかない。描いては悶え苦しみ、描くのをやめ、また描く。それらを消し…
マーク・ストロングと見分けがつかないでお馴染み、俳優のスタンリー・トゥッチが監督を務めた。彼の監督した初作『シェフとギャルソン、リストランテの夜』は非常に高く評価されたのだが、次作となるこの『ジャコ…
>>続きを読むかつて肖像画が写真の代わりだった時代、本物そっくりが求められた。写真が発明され普及すると、肖像画はその役目から解放され、より自由な表現へ。
本質に迫ろうとする悩めるジャコメッティ、個人的には作品とも…
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ジャコメッティと、モデルを依頼されたアメリカ人作家ロードの18日間を描いた作品。
ジャコメッティという人は名前を聞いたことがあるくらいで何も知らないのだけど、良くも悪くも芸術家というのは(本人も…
芸術家のだらしなさや我儘が全面に現れていて困った人でしたが、うなだれるジャコメッティも熱が下がった後のジャコメッティもかわいかったです。
でも、実際に関わるのはちょっと面倒くさいかも。芸術家でもジ…
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