SeikoSoga

ジャコメッティ 最後の肖像のSeikoSogaのレビュー・感想・評価

3.3
今年最初の映画は、時間合わせのために観たまったくノーチェック映画でした。
それはそれで余計な期待値を上げずに観れるので当たりなことがあって楽しいものです。
この映画が、ジャコメッティさんという有名な画家さんが、最後に描いた肖像画の
モデルさん視点での映画でした。
パリに旅行に来ていたアメリカ人青年、ジェームズは、モデルを頼まれ横論で引き受けます。
旅行中の期間ですぐ終わる、と思われていた制作作業は、
ジャコメッティさんの芸術家としての気まぐれだったり、
気分が乗らないだったり、
出来が気に入らない、と、消してまた最初から描き直すだったりで、
全然進まずw
滞在期間を延ばし伸ばし、その間に、このジャコメッティさんの意外な一面を見ることになる。

という、とにかく絵を描いてもらっている期間に触れ合ったジャコメッティさんとの思い出って感じですね。

絵のモデルって、動けないし、
結構な労働のようで、それでも素敵に描いてもらっていたら楽しみだし、
完成までやはり楽しみなようです。
でも、これでイイじゃんwと、妥協してくれないのも疲れるのもわかるけど、
自分作品を中途半端に残したくない芸術家の気持ちも分かってしまうのでした。
残念ながらジャコメッティさんを知らないのですが、
針金のような人物彫刻の作品はどこかで観たことあるような気はします。
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