現実はこんな上手くいかないよ!
なんて声も聞こえてきそうだけど
宮崎駿が言った
「醜いものが見たいんだったら映画なんて見ずに現実を見てればいい」と…
今年ノーベル賞を取った真鍋氏が言った
「日本に戻りたくない。周囲に同調して生きる能力が私にはないから」と…
僕の家の近くにある小学校にも本作と同様ハーフの男の子がいる
こちらはきっと欧米系だと思うけど
その男の子は毎朝小学校の前で泣きじゃくるのが日課のようで
僕も仕事の前に何度かその姿を見たことがある
そんな時は黙って外国人のお父さんが泣き止むまで抱きしめている
周りの目など気にせず我が子が泣き止むまで励ましの声をかけ抱きしめている
勿論
日本人の子だってそういった姿に遭遇した事がある
しかし
日本人の親は周りに甘やかしている姿を見せたくないのか
さ
早く行きなさいと近づかずに手を奥の方へ振っている
勿論
こちらの親の表情からそれも愛だとわかる表情はしている
しかし日本人は本当に我が子より人様の目を伺う
全て見えているような気になって生きているけど
この島国で生きていると
意外と5パーセントしか見えていない視野の持ち主は我々なのかもしれない…
なんて事を感じさせてくれる良い映画でした。
ま
こんな辛気臭い気持ちになることは劇中にはほとんどなく
OSTのほとんどがボーカル入りの曲ばかりで心情と同期するようなBPMにしてあるのでいやがおうにもアガります
てか
カクテルのオマージュシーンのOSTなんて
本家ヒッピーヒッピーシェイクより良かったかもw
あと
本当にミュンヘンでロケしたのかは知らないけど
ノッティングヒルみたいに
街並みを観ているだけでも良い映画だなーと思いましたとさ