先天性の病気で視力の95%を失った青年の話…なので、タイトルの5%とは普通の人と比べて5%しか見えていない青年が起こした奇跡というわけです。
この青年が幼い頃からの夢であった五つ星ホテルで働くという夢を叶える為に、目が見えないことを隠してホテルで見習いを始めるのですが、とにかく危ない!
ホテルの仕事も様々で、ベッドメイキング、厨房、受付業務、レストラン、バーなどなど、多岐にわたっており、これらの業務を見えない状態で行うと考えただけでハラハラドキドキですよ!
しかも途中で5%しか見えない主人公の視点を幾度となく映像に盛り込んでくるので、実際観ていて非常に怖かったです!
でも障害がテーマの映画にしては悲観的になり過ぎず(時には絶望もしますが)、その点は良かったです。意外とこういうタイプのドイツ映画はあまり観たことがないかもしれません。
助けてくれるチャラい同僚のキャラも良いし、その他にも理解者たちが現れ、何とかピンチも乗り越えていきます。
何より主人公の青年が、前向きで努力家!観ていて非常に清々しいです!
もちろん苦悩もしますし、終盤はちょっと良く出来た話やな〜みたいにはなりますが、とてもホッコリできる映画でした…
って、後々知りましたが、今作は実話に基づいた話のようです…マジか?!∑(゚Д゚)