Nove

ソウルメイト/七月と安生のNoveのレビュー・感想・評価

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)
4.0
13歳から一緒に生きてきた親友二人の女の子。
お互いに日向と影のように対象的に生きていく。
27歳までの人生を小説にして描かれる。
時に入れ替わり、悩みながらも、二人の友情は変わらない。
若さとは、いちばん近くにいる大切な人を、傷つけてしまうことなのかもしれない。
その痛みが分かった時には、もう戻れないところまで来てしまっている。
だから人は、美しい人生を綴る。
現実の余りにも辛くて切ない気持ちを隠すためには、物語にして永遠に生きていく。
旅たちの別れには、またいつか会える希望がある。
切なくも美しい二人の生き方が、何でこんなにも気に掛かるのか。
それは誰も皆、どこかでみた景色だからだろう。
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