やす

ソウルメイト/七月と安生のやすのレビュー・感想・評価

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)
3.0
評価が難しい作品。
ジェンダーレスが叫ばれる昨今、性別で表現することが憚れるが、この作品で描かれた女性同士の感情が、どうしても分からない…

少々ネタバレ


恐らく『友情』という言葉になるんだろうけれど、友情を理由に友達の子供を育てられるのか?
但し、自分が好きになってしまった人を友達に譲るという感情は分かる気がする。

ストーリーとしては、何が創作(妄想、小説)で、何が事実かが分からなくなる場面が時々あって。
確か、安生が子供を育てていることが分かる描写があった上で、七月の出産後に手術室から医療スタッフが出てくる場面は、七月は出産して亡くなったかと思いきや、母子ともに健康。
その後、何故か出産後の病室で鼻チューブ。
そして、出血して帰らぬ人に…
出産後に亡くなるのであれば理解できるが、何故その後??
でも、七月が亡くなったのは間違いなく事実のはず。

この点以外にも、何が事実だったのかは、もしかしたら正確には理解できていないかも😣
安生の人生、進みたかった生き方を、七月が実現したことは事実と理解しているが、果たして合っているのか??…

自分は、邦画って何故か役者の方々の演技を演技として観てしまう傾向にあるが、邦画以外は、この作品も役者の方々の演技と思わせない自然さが素晴らしかった!
特に七月と安生を演じた二人、チョウ・ドンユィとマー・スーチュン。
演技だけではなく、顔の作りも、七月と安生の性格に合っているように感じた。
おまけに二人の幼少時代も!

最後に、マー・スーチュンが体操の村上茉愛にそっくりで、鑑賞中はずっと『似てる』と思わされた😅
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