やす

猿の惑星/キングダムのやすのレビュー・感想・評価

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
3.0
映画館IMAXで鑑賞。
映像と音響に迫力が必要と思える作品は、つくづく映画館かつIMAXでの鑑賞に限ると実感。

シーザー三部作を前日から一気見したおかげで、冒頭のシーザーとモーリスのシーンや、ラカからノアへの教え、プロキシマスのペンダントと『シーザーのために』のセリフがスッと理解できたのがうれしい😊

ストーリーは、シーザー三部作からの流れの作品としては期待外れ。
三部作三作目の聖戦記のレビューにも書いたが、本作品が入ったことで、『猿の惑星(1968)』への繋がりが不自然になる懸念。

他には、三部作では主役もしくは主役級の登場人物たちはエイプたちと本音で心を交わしていたのに対し、本作品のメイは騙したり裏切ったりする場面があり(事実と異なっていればごめんなさいm(_ _)m)、三部作で感じたテーマを壊すか無視している印象を受け、その点もマイナス要素。

ウィル→マルコム→(聖戦記の)ノヴァが培ってきたエイプたちとの交流が、本作品では観られなかったのは残念。

結末としては次回作もありそうなので、しっかりと前日譚として成り立つようなストーリー展開に期待😊

なおウィリアム・H・メイシーは、何か情けない感じとか悪役風(ラスボスではない)のキャスティングがバッチリとハマる、というイメージが本作品でも個人的には裏付けられた😉
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