まさなつ

黙示録の子のまさなつのレビュー・感想・評価

黙示録の子(2015年製作の映画)
3.2
大阪アジアン映画祭で上映。

あまり観ることのないフィリピン映画です。
コッポラの「地獄の黙示録」がフィリピンで撮影されたことは有名な話ですが、そこからこんな話を創作するとは!
あの映画の撮影が、相当な難産だったことは、コッポラの奥さんが撮った「ハート・オブ・ダークネス」というドキュメンタリーで詳しく描かれています。こちらも面白いです。

題名は、撮影されてた時期に身ごもった子という意味でしょうか?
二人の幼なじみの男性を中心とした青春恋愛ものです。

キルゴア中佐ではないですが、ここでもサーフィンが出てきます。主人公がサーフィンのインストラクターなんで、「ビッグウェンズデー」みたいに、もっとサーフィンのシーンがたくさん出てくるのかと思ったんですが、そこはちょっと肩透かしでした。
爽やか系かと思ったんですが、結構ビターな青春映画でした。海のシーンは、とても美しいです。

ただ、登場人物の考えや行動が理解できないで、もやもやが残りました。
フィリピンの海辺の雰囲気はとてもいいのですが、ちょっと惜しい気がします。
まさなつ

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