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乱世備忘 僕らの雨傘運動のmamのネタバレレビュー・内容・結末

乱世備忘 僕らの雨傘運動(2016年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

「真の普通選挙」を求める若者たちが声をあげた2014年の2ヶ月あまり続いた雨傘運動の記録。官庁街の金鐘をはじめ中環・湾仔や繁華街の旺角を占拠し、警官による催涙攻撃に雨傘で抵抗する若者たち。

監督が街で出会った香港大学の学生や労働者の若者たちと行動を共にし、政府や警察に対する怒りや恐怖を、香港の未来を憂う真っ直ぐな情熱を映し出す。

黄色...デモ支持派
青色...デモ反対派

ラスト、女子大生が親中派の教授に向けて送ったメッセージに胸が苦しくなる。

"歪曲した政治のもと 生きる道を探して 与えられた自由を満喫するなんて、尊厳ある人生ではない"

"街から広東語や繁体字も消え、私たちの知る香港が消えるなんて 耐えられません"

"未来は私たちのものだから、衰退させるわけにはいきません。私たちは若い。闘い続けます"

この後の2019年逃亡犯条例のデモ時とは違い、まだ皆が顔を隠してないのが印象的だった。
今この子達は大丈夫なのかな...。

2022-160
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