デイミアンチャゼルとライアン・ゴズリングという大好物な二人の映画。テーマはアームストロング船長。さぞ宇宙空間を駆使した壮大でカッコイイ映画を想像したが、全く違った。飛行の場面、家庭での場面、NASAでの場面、常に不安定なカメラワークでアームストロングの不安定な気持ちを表現して、緊張を強いられる。こんな状態で月行って大丈夫かよ⁈と。ある悲しい出来事と多大なる犠牲が彼をそうさせているのだけど、この重たいテーマ一本勝負で二時間越え！月に着いたがカタルシスなんかない。
あるのはアームストロング船長に成りきったライアン・ゴズリングの悲しみがあるのみ！
これを作ったデイミアンチャゼルとライアン・ゴズリングのチャレンジ精神は買える。悲しく重たい映画だけど映画館で観て良かった。
