もくもく

ファースト・マンのもくもくのレビュー・感想・評価

ファースト・マン(2018年製作の映画)
3.7
ライアン・ゴズリングがめっちゃ縦や横にブレまくる。
小学生の頃の自分の夢は宇宙飛行士だったのだけど、当時の自分にこの映画を見せたらやっぱりやめますって言うと思う。
狭くて外の見えないコクピット、ネジなのかビスなのかの打ち付けられたレトロな鉄板(何度も大写しにする嫌がらせ)、月面着陸計画に至っては、もはや死んでこいと言わんばかり。当時は最新技術でも、今見ると無茶過ぎるのでは?と思えてしまう。
宇宙開発の華やかな面を取り上げる作品は多いけど、かなりダークな目線で描いていたのが興味深かった。何人も亡くなって、なお進めるべきだったのかどうか。「尊い犠牲」と振り返るのは簡単で楽だけど、と色々考えてしまった。

当時の宇宙開発の様子は興味深いし、扱うものの規模は大きいけど、映画自体は主人公視点に絞った、SF大作というよりわりと小さな作品だと感じた。単館系っぽいというか。
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