MasahideYoshida

ファースト・マンのMasahideYoshidaのレビュー・感想・評価

ファースト・マン(2018年製作の映画)
3.0
2019年公開
監督 : デイミアン・チャゼル
==
人類で最初に月面着陸を果たした男の苦しみのお話。

”偉業を果たした人間”に対して人はある一定の偏見を持ってしまいがちという物語。終始、落ち着いたトーンで、ある意味暗くて心根が見えない主人公。単に葛藤があるとか、単に変り者とか、そういうわかりやすい話ではなく、「分かりにくい」人物として描かれるのがほかでもない初めて月に行った人なんだから、どうしても人々は頭の中で勝手ながら「そういいうことする人にはこうあってほしい」と思ってしまうんでしょうね。宇宙というとんでもない外に向かっていく話なのに、ひたすらに内向的に描写された作品で、なんだか考えさせられる。

あと、やっぱ宇宙になんか行くもんじゃねーなと個人的には改めて思いました笑