「楽して生きたいの」
・・・ とか言ってたら死んだ。
たぶん何週間も歯磨きしてなくて、きっと風呂にも入ってない人と、ちゅーしたりまぐわったり、よくできますねぇ。
汚くてワイは絶対ムリです。近寄りたくもないです。臭過ぎるし。
(冒頭、冬の海で全裸で泳いでいたのは風呂の代わりです、おそらく。)
見方として重要なのは、主人公は働きたいけど働けないとか、行政支援を受けたいけど受けられないわけではないということだと思います。
主人公は定職は持ちたくないし、自ら進んで社会制度との接点を断ちたいわけです。能動的に浮浪生活を選択しています。
そうであれば、山で仙人のように暮らすか、森で野生動物のように生きるのかと思ったら、さにあらず。
人間の居住地で、他人の物を盗んだり、他人の好意を当てにしたりしています。どうも一貫性に欠ける気がします。
また、好意で寝所を提供してくれた他人が、都合が悪くなって退去を求めると切れます。謝意を示すどころか、罵詈雑言を浴びせます。とても共感できるような人ではありません。
人間は社会的動物なので、社会制度との接点を断てば、ほぼ人間ではなくなります。
そうなると、高度な生存能力が無い限り、かなりの高確率で末路は予想できます。主人公はそうなることを選びました。
なので本望なはずです。同情なんてとんでもありません。ハッピーエンドです。
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旅じゃなくて浮浪ですね。