描いてみたいのは世界の深さ
空気の流れや太陽の熱 岩山の若々しさ
セザンヌが見たであろう絶景が続く
「サント・ヴィクトワール山」
りんごで世界を驚かせたい
イタリア移民としてフランスに渡ってきたゾラをいじめから助けたセザンヌ
ゾラはそのお礼にりんごを渡した
それから2人は大喧嘩をしたかもしれないけれど
セザンヌは動かないりんごを沢山描いていた
ゾラを全力で大切に想っていたセザンヌが私は大好きです
細やかに特徴を掴む鋭い2人の観察眼を観るのも楽しい
あらゆる角度から見るとそのものの形や色が見えてくる
水差しを持たせた女性に日射しが当たる
光の移ろいを角度を変えて構成して描こうとしている
セザンヌは画家のベルナールに宛てた書簡で「自然を円筒形 球 円錐によって扱いなさい」と述べていたそうです
映画の中でセザンヌは印象派ではないと言っていた
下手だと周囲には評価はされずに時間だけが過ぎていく
物体の持つ直線と曲線を独学で描こうとしていた姿もよく表現されてました