セザンヌと過ごした時間の作品情報・感想・評価

セザンヌと過ごした時間2016年製作の映画)

Cézanne et moi

上映日:2017年09月02日

製作国:

上映時間:117分

3.5

あらすじ

少年時代に出会ったセザンヌとゾラの絆は、境遇は違うが芸術家になる夢で結ばれていた。ひと足先にパリに出たゾラは、小説家としてのデビューを果たす。一方、セザンヌもパリで絵を描き始め、アカデミーのサロンに応募するが、落選ばかり。やがてゾラは、ベストセラー作家となって栄光を掴むが、セザンヌは父親からの仕送りも断たれ転落していく。そして、ある画家を主人公にしたゾラの新作小説が友情にひびを入れるが…。

「セザンヌと過ごした時間」に投稿された感想・評価

●'18 2/3〜16単館公開
〈2/17〜3/2より変更〉
〈 '18 2/7&13: 大雪の為休映〉
(首都圏等: '17 9/2〜公開)→
〇'18 5/2 Blu-ray&DVD発売及びレンタル
配給: セテラ・インターナショナル→
発売元: ポニーキャニオン
ワイド(シネスコ)
DOLBY DIGITAL
2/16 10:50〜 メトロ劇場にて観賞
DCP上映
LPCM
パンフ未購入
元となってる実在の人物とその作品を知らずに臨んだ訳ですけれども、そうしますとこれが同じ意味合いのエピソードを延々と繰り返しているだけに見えてしまいましてね。

そうした表面的な部分以外できっと語られているなにがしかを汲み取れない人間にゃあ、難しい映画でしたねぇ、ええ。
Shun

Shunの感想・評価

3.7
セザンヌの苦悩。セザンヌの絵画は岡本太郎が酷評しているイメージしか無かったが、この映画を観るとこれまでとは異なった視点で鑑賞できる。
nagisa

nagisaの感想・評価

3.8
sc-2

セザンヌさん傲慢です。ゾラさん謙虚そう。
二人の友情は家族のよう。
画家のセザンヌ。小説家のゾラ。先に名声を得たゾラはセザンヌの支援をするが、、、

エクス アン プロバンスとパリ、対象的な二つの風景。

セザンヌさんが世に出るまでの苦悩は、彼しか知らない。
心が救われない


プロバンスの光は美しく描かれていました。
4

4の感想・評価

5.0
ずっと泣ける。
「駄作を作ってしまうのが怖い」
寝て次の朝起きるのが怖い。起きて、昨日書いた原稿を読み返したら駄作になってるんじゃないかって、だから起きられないってゾラが。
「俺もお前みたいに描けたらな」
泣ける。良すぎ。
Tukki

Tukkiの感想・評価

3.7
ゾラとセザンヌの少年時代からの絆を軸に、当時のパリの芸術家たちの雰囲気がよく伝わってくる作品。
一見弱々しかったのに、大衆の人気を得て、成功を収めるゾラ。
対して、サロンや父に認められたいと思いながらも、不器用に自分の芸術を貫こうとするセザンヌ。
どこか、ぎこちなく、不器用な二人の関係に焦点。
エンドロールで、サントヴィクトワール山を描き続けたセザンヌの作品が変化していく様が美しい。

これを見てから、セザンヌの作品を見ると、南仏の風に揺れる木や、それを写し取ろうと孤独な挑戦を続けるセザンヌを感じるようになりました。
エミール・ゾラは母子家庭で育った貧しい少年であった。虐められることも日常茶飯事である。しかし、ゾラを見捨てず助けに入ったのは、2つ歳上のポール・セザンヌ。後に『近代絵画の父』と呼ばれる男だ。
ゾラとセザンヌの性格は正反対であったが、詩作や執筆活動に勤しむゾラと、絵画にのめり込むセザンヌ。お互いの才能を認め合う親友であった。そして、いち早く世間に評価されたのはゾラであった。出版した『居酒屋』は爆発的にヒットし、ゾラの作家、美術批評家としての立場を磐石なものとした。
しかし、セザンヌの絵は高い評価を得られず、なんとかサロンに出展できても屈辱的な扱いを受ける。
二人の立場には明確な格差が生まれ、否応なくその格差を痛感するセザンヌ。40年にも及ぶ友情に少しずつヒビが入っていたが、決定打になったのは、ゾラの新作小説『制作』の出版だった。


ゾラとセザンヌ、二人の歪な友情はしっかり描写されているものの、引き込まれるだけの魅力が足りなかったように思う。
単調に時系列順に展開するのではなく、年代をシャッフルしながらストーリーを進める構成は素晴らしかった。
宗教や哲学、歴史の知識を必要とせずに観賞できる印象派の作品、そしてその作者たちが次々に登場するので、多くの日本人に馴染みやすいとは思う。そして美術に興味がある人にも推薦できる作品だった。

このレビューはネタバレを含みます

分かってほしい人に分かってもらえない辛さってあるよね。
僕は君をあんなに献身的に支えたのにって。
何も分かってもらえないことに絶望して自分を責めるのは私もそう。
芸術家によくある苦悩とすさんだ日々。
美術館でよく目にするセザンヌの朴訥な雰囲気の絵からは想像できない性格。
当時の芸術家たちの交流や美術界の流行が分かったりするのが、楽しい。
セザンヌとゾラの友情は期待してたより殺伐としていたけど、ドキュメンタリーなのでこんなものかも、とリアルに感じる面でもあった。
セザンヌのダメっぷり、特に人間的に最低なところは「アマデウス」のモーツァルトが想起されました。

主人公を演じた人、この役者さん、見たことある…?と思って後で検索したらイヴ・サンローランの恋人役の人か〜!全然違う!びっくり!
あと、ゾラはスティーブ・ジョブズに似てるなあ、スティーブ・ジョブズのドキュメンタリーをやるときがあればこの役者さんに頼めばよいのでは?と映画中15回くらい思った。

あとは映像美ですね。特に山々がバックのシーン。息を飲む美しさでした。それだけでも、監督ありがとう。という気持ちになりました。メルシー。
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