セザンヌと過ごした時間の作品情報・感想・評価

「セザンヌと過ごした時間」に投稿された感想・評価

goodwin

goodwinの感想・評価

3.0
映画祭にて、劣悪な環境で鑑賞した割には結構引き込まれた。

時間軸がめちゃくちゃで前半全く意味がわからなかったけど段々慣れてきたらそこそこついていける。

登場人物のクズさとか汚さとか全て芸術に見えるフランス映画マジック。

こういう嫌〜な事ズケズケ言い合える友情ってちょっと憧れたりする。実際そんな友達居たら嫌だけど。
風太郎

風太郎の感想・評価

3.5
世間から芸術家として認められてる人たちは、往々にしてその人間性には意外性があったりするけど、ご多聞に漏れず、という感じで面白かった。(絵画や画家には詳しくないけれど)

とにかく南仏の光景が綺麗で、社会の歪さからの逃避行としての自然への回帰のようなものがあったことは、セザンヌやゾラの時代に限らず、いつの時代もそうなのかなと思った。
Yuri

Yuriの感想・評価

2.5
セザンヌとエミールゾラの友情。彼らの作品はあまりにも有名で、素晴らしいけれど、その裏ではもがき苦しむ芸術家としての姿があったのだなあと。そしてそれに翻弄される友情。
moviEEE

moviEEEの感想・評価

3.8
1888年ゾラと2年ぶりに再会するところから始まる。親に宛てた手紙「描いてみたいのは空気の流れや太陽の熱さ岩山の荒々しさです」。サント・ヴィクトワール山と溶け込んでいくラストが素敵。 美術史上の最高クラスの画家が偏屈でかつかつした生活を送っていたなんて驚き。WIKIで見ると役者さんはよく似てるね。セザンヌ夫人の方は分からないが。

このレビューはネタバレを含みます

大作でした。セザンヌとゾラに交友関係があったことを初めて知りました。あまりに濃密な二人の関係に息が詰まるようでした。

自分の作品を認めてもらえないセザンヌは本当に苦しそうで、荒々しく直情的な人物に描かれていました。けれど不屈の精神で明るく美しい南仏エクスアンプロヴァンスの風景を描き続けました。
ゾラは成功を収め、そんなセザンヌを表から影から支え続けます。しかし彼が発表した「制作」が二人の仲にひびを入れることになります。ゾラを罵るセザンヌ……
しかししかしです。ゾラが「制作」で書いていたのはセザンヌのことではなかった……誤解したままのこの状況が辛い……でもセザンヌは最終的にはゾラを許していたし友情も感じていたと思います。彼は「お前が書くように俺は描きたい」と言いましたが、その思いは続いていたのではないかと。
そっと身を引くセザンヌがあまりに切ないけれど、非常に美しい終わり方だと思いました。
切身

切身の感想・評価

3.3
偏屈なセザンヌは知ってるが、有名だと言われたゾラの小説は知らない…。
きちんと絵画や歴史について勉強してから観るとさらに面白く(評価が高く)なっただろう。惜しい自分。
こすも

こすもの感想・評価

3.8
幼い頃から兄弟のように仲が良かった画家セザンヌと文豪ゾラが、ゾラの自伝的小説『制作』をきっかけに仲違いしてしまうという定説を採用したストーリー。

ゾラは『居酒屋』『ナナ』のイメージからもう少し豪快な人を勝手にイメージしていたけど、あんなになよってるとは(笑)
逆に、セザンヌはもっと繊細な天才肌な人かと思っていたけど、あんなに野獣とは(笑)

ストーリーが平板で楽しい感じの映画ではないのだけど、僕の固定観念を壊してくれたという意味で観て良かったです。
私がセザンヌと過ごした時間は、これまで7時間くらいです😌(詳細は後述)
……………………
▼不遇の画家セザンヌと文豪ゾラの友情を描く。

19世紀のアカデミーやサロンに反旗を翻した画家は殆ど不遇で💦
ゴッホもモディリアーニも、本作の主人公セザンヌも、死後に評価された芸術家。
評価されるに当たって、それ(セザンヌ芸術)を世に出した人物(画商のヴォラール氏)こそ、素晴らしいと思うのだけれど!
本作中では、何枚も丸めたカンバスを一抱え1000フランで買っていきました。(※19世紀の1000フランは、80万円~100万円位か)

▼今でこそ“セザンヌ”のネームバリューが有ればリンゴ🍎1個で、日本円なら1億円で売れるはず💡(買う余力の有る日本人は居ないけど😰)

画商のヴォラール氏がセザンヌ作品を売りつけた顧客は芸術家の不毛地帯アメリカ😆
映画「タイタニック」でも、ヒロインがフランス印象派やらピカソを、ごっそり買っているシーン有りましたね。
19世紀のフランス絵画をアメリカ人に紹介したのは、本作中でも(名前だけ)登場するベルト・モリゾ。
悪く言うと…セザンヌや印象派がフランス国外に流出しまくったのは、画商のヴォラール氏とモリゾのせいです(笑)

▼本作中で特筆すべきは、ゾラとセザンヌの、小説「制作」以後の絶交説に新たな視点を加えている所💡
ゾラとセザンヌの友情は有名で!それに加えて絶交も有名😰
そんな中、2014年に発見されたセザンヌの手紙が、本作を『友情物語』と位置づける事に一役買いました。

脚本的に英断だと思います😆✨

ゾラの小説「居酒屋」や「ジェルミナル」は映画化されています。
居酒屋は映画的にも面白いですよ😌

本作に全く登場しないけれど、前半の水遊びのシーンには画家カイユボットも居たはず。
もちろんセザンヌの「水浴」も映画の構図の、大いに参考にされているようですが、カイユボットの描いた船遊びの構図は、そのまま活用されている感じです😄

▼昔、仕事でセザンヌの論文を書けと言われてブリヂストン美術館(現在、閉館中)に何度も通いました。
セザンヌが、サント・ヴィクトワール山(マウント・ビクトリー/勝利山)を描いた絵の前でボケーっと眺めているだけで、お給料が発生したので(笑)今、思えば私が「セザンヌと過ごした」夢の様な時間でした😊
ありがとうポール✨
りょう

りょうの感想・評価

4.1
フランス映画祭
監督来日
南仏の豊かな自然がたっぷり見られた
2018.8.5.何も面白い事はないけど飽きず観賞。エンドロールが切なく美しい。風景が実際の絵に変わる所で何故か涙。20才そこそこから老年までオッサンが演じるのはちょっとキツイ。
場面全ての太陽の光に生気を貰える。私の生き霊はフィンランドの湖水地方の湖の見える平家のアトリエに住んでいるが、南仏も捨てがたい!
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