げ

セザンヌと過ごした時間のげのレビュー・感想・評価

セザンヌと過ごした時間(2016年製作の映画)
2.5
15年の調査を経て作られたという本作。
ポール・セザンヌという画家の人物像と作品が生まれた環境を視覚的に捉えることができる。

【感想】
芸術の世界でも人付き合いは大切なんだね。

セザンヌは、自意識過剰で、意固地で、好戦的で、協調性がない。
そんな印象を世間から持たれていた。そして彼の作品はなかなか評価してもらえなかった。
作者に対する印象が、作品に対する印象に影響するんだと思った。

一方で作品は、時間の経過とともに作者から少しずつ独り立ちしていく。作者が死んでから、作品が評価される理由の一つがそこにある。

自分にとって、美術観賞の幅を広げてくれる映画だった。
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