HidekiIshimoto

セザンヌと過ごした時間のHidekiIshimotoのレビュー・感想・評価

セザンヌと過ごした時間(2016年製作の映画)
3.5
ピカソとかポロックとかアンディとかに痺れて青春してた者からするとセザンヌは解りづらかった。いやいまだよく解らずにいる。セザンヌにおいては〜とか言われると無知無知のボンクラ気分になる。いやそうなんだけど。そもそもセザンヌってどんな人かよく知らんなと思ってこれ観て「物静かな探究者」とか勝手に思い込んでたと思い切り判明。キュビズムのはしりにして近代抽象芸術の起爆点、なのにゴッホほど映像化されないし耳切りゴッホが有名すぎてそんなイメージ持ってしまってた。なのでゴッホが悪い。そのゴッホに負けず劣らず激情で負け犬で皮肉屋で口が悪いセザンヌだった。しかもヤリまくりの女好きだった。けど映画の内容は盟友ゾラとのラブストーリーだった。