恋人と別れたジェシカ（ジェシカ・ウィリアムズ）はバツイチのブーン（クリス・オダウド）とデートする。盛り上がらないながらも、本音トークで好感を持った2人はデートを重ねるが、常にそれぞれの別れた相手を思い出してしまう。ジェシカは劇作家の夢にも、ブーンとも関係にも行き詰ってしまう。
よく言えば率直、悪く言えば高慢なジェシカには共感できなかったし、一緒に居たくないなーって思っちゃったけど、彼女の言葉の端々に普段みんなが言えない本音が出てた気がする。
後半、激しい自己主張を繰り返す彼女が、抱える過去や不安を見せていくのは定番のつくりだけどリアルだ。
前向きな気持ちにしてくれるラストは良かったし、お互いの元パートナーのSNSをチェックし合うって、使い古されているようで可愛いネタも好きだった。
でもやっぱり、主張しつつも、寛容さをもって人と接することができてなかったジェシカのキャラはイマイチだったかなー。子供に対して、都合が悪くなったら “人生は不公平なもの” って突き放すのはいかがなものか。
ブーン役のクリス・オダウドがけっこう好き。陰気なダメ男ばっかり演じてるけど、この役は本音を吐きつつ温かくて良かった。
