Nちゃん

シドニー・ホールの失踪のNちゃんのレビュー・感想・評価

シドニー・ホールの失踪(2017年製作の映画)
3.8
シドニー・ホールは高校時代に執筆した小説が思わぬヒットを飛ばし、戸惑いながらも人気作家の仲間入りを果たす。
しかし賛否両論を呼んだその内容は、読者のみならずシドニー自身の人生も狂わせていき、やがて彼は失踪してしまう。
5年後、アメリカ各地の書店でシドニーの著作が燃やされる連続放火事件が発生し、シドニー自身も行方が途絶えていた。


壮絶な人生を歩んできたな、シドニーホール。
そりゃあ失踪したくなるよなあ。
でも秘書との不倫で奥さんと不仲になりエレベーター事件になってしまったのは、不倫したシドニーの責任なので、嫁を失った苦しみは自業自得ですね。

高校生の頃の出来事、小説家として過ごした話、放火事件等の失踪直後の話、が織り混ざって話が進んでいくのだが、話が進むに連れてモヤモヤが解決していき酷な人生を歩んできたシドニーの人生を見せられる。

映画を見ているのに小説一冊分読み終えたくらいの満足度と充実感があります。
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