nama

勝手にふるえてろのnamaのレビュー・感想・評価

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)
3.5
2018年1月15日(月)鑑賞。
期待値高めで鑑賞。感想は「良い映画なんだけど、好きじゃない映画」。
主人公のヨシカのキャラクターがかなり個性的というか、こじらせすぎというか、どうにも苦手な女性のタイプ。現実には絶対に関わりたくないタイプの女性。ただ、この強烈なキャラクターを演じ切った松岡茉優さんの演技力の高さに驚いた。
序盤はコミカルな部分が多く、劇場でも笑いが起きていた場面も多く、そこは良かった。後半に物語が進んでいくにつれ、松岡茉優さんの迫力に押されて劇場がしんとした雰囲気になるのは流石だなと思った。

初恋の相手に対する感情とか、自分にも思うところがあり「あっ…。これあの時の自分じゃん……。」と思うところがあり、もどかしい気持ちにさせてくるのも、脚本の上手さと松岡さんの演技力の高さが上手くかみ合っているなぁという感じだった。
ただ、やはり女性の内面が爆発している作品だから、女性の観客のほうがよりしっくりくるんじゃないかと感じた。

「良い映画だけと好きじゃない映画」こういう作品にはなかなか出会えないのでスコアは3.5。
nama

nama