三國連太郎の孫であり、佐藤浩市の息子であるスーパーサラブレッド・寛一郎がとにかく最高(;o;)!
彼の出演シーンを見るだけでも価値ある。
血筋を知らずに、「はぁ~ぽぉっとできるいい芝居する子やなぁ…予測のつかない芝居を楽しめるのが売れ過ぎてない(←失礼)役者のいいとこやわ~」
と思ってたら、サラブレットだったんですね^_^; いや、色眼鏡で見ずとも、目力を感じる素晴らしい芝居でした。
これからめっちゃ楽しみな役者さん。
大ヒットアニメの実写化ということですが、原作未読、実写→アニメの順で鑑賞。それが良かったのか、あまり比較とかせず、すごく楽しめました(^^)
物語は、自分のおしゃべりが原因で両親が離婚し、言葉を話せなくなった少女(芳根京子)が、〝歌に想いをのせる〟ミュージカルとの出会いをきっかけに、自分のトラウマと向き合い殻を破っていくまでの成長を描いたもの。
彼女が前向きに進む姿勢が、やがて周りの少年少女たちにも変化を…
なんだけど、特に、クラスメイトの一人である野球部キャプテン・田崎(寛一郎)の変化がステキだったなぁ。心が男前ってキャラもいい。
そんな彼の心を、芳根ちゃんがストンと打ち落とすあるシーンがあって、私の中では青春邦画史上指折りのベストシーンだったな。
(ネタバレコメントにて)
アニメも鑑賞したけど、そのシーンは実写の演出の方が断然好き。何万回と見れそうだ。
後半の展開・演出はところどころツッコミどころあるけど、その他の要素でカバーできるレベルかなと。
人は言葉によって傷つき、言葉によって救われる、そういう言葉の重みや愛みたいなのを感じれる作品でした。