とうふ

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のとうふのレビュー・感想・評価

4.5
ステーブン・スピルバーグ監督の社会派映画。
ベトナム戦争に関して報告された国防総省の機密文書が新聞社にリークされ、国民からの信頼を無くさぬよう動く政府と真実を明るみに出すべきと強大な権力と真っ向から対立する新聞社。
それだけではなく、ワシントン・ポスト新聞社の社主となった女性、キャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)の葛藤と決断、成長していく物語でもあり、素晴らしい作品でした。

初め、ケイ(キャサリンの愛称)のトップに立つ人であるにも関わらず、意見を述べずただ曖昧に笑って同意するだけの形だけの人に苛立った私ですが、後半になるにつれ分かる彼女の立ち位置やその時代を考えると成長していく彼女に尊敬を抱かずにはいられなかった。

1、2時間の映画に沢山のメッセージが込められた物語でまた観たくなります。
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