k

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のkのレビュー・感想・評価

4.5
ズゴゴゴゴーと印刷されて出来上がっていく新聞。
朝ゴミのように放り投げられるとしても、ただの紙ではないのだ!
国民に真実を伝えてくれる絶対的信頼、権力に操作されまいと自分の人生を賭けて戦う記者たちの命が刷られる。

政府vs報道
権力vs権利

本当に一寸のズレもなく戦うべき相手と勝負し続ける報道陣。熱い!ありがとう!!!!
観る前はメリル・ストリープとトム・ハンクスが出てきたらどんな話でも期待外れにはならんやろと思ってたら…だんぜん期待以上そらそやわごめんなさい。笑
緻密なストーリー展開、後半からラストにかけてほんまにスカッとする。観終わってストレス発散出来たほどに。笑

これが実話を元にしてるって、アメリカ抜群にカッコイイ。自由の国は報道の自由が勝つ!!今だって絶対にカッコイイ、権力が真実をねじ曲げている。戦っている人たちは今もちゃんといるのに、まともに勝負出来ない。

そして何よりキャサリン・グラハムの"私の会社よ"は胸熱すぎたよね〜。全ての責任を背負う覚悟で正しい決断をした彼女の勇敢なこと。その隣でニヤニヤなベンさんwっしゃきたこれと言わんばかりにw
ほんまに興奮するシーンやった。愛する家族が守ってきた会社を誰よりも愛してるのはケイ(キャサリン)!経営者として1番大切なこと。女性の愛情深さにかなうものなし!

日本でも、この報道陣さえ信じていれば、真実を知ることが出来るという安心を得てみたい。愛する家族とさらに豊かな生活が出来るように。
何が真実かは自分で見極めなければならない。それはもちろんいつでもそうだけど。
今は、信じれば信じる分だけ、裏切られやしないかい?
報道の自由を取り戻す時が来ている。権力にひれ伏し、絶望に溶け込む日々はもう終わり!真実が正義。

今この時代だからこそ、この作品が大きな力を持つことを信じてる。
k

k