マサモリ

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のマサモリのレビュー・感想・評価

4.8
二度目の鑑賞。文章に例えると、スピルバーグの文体は、簡潔で無駄のない感じ。難しい言葉も使わない。それでいて、過不足なくきちんと内容を伝えている。作家性の強い作品のように冗長なシーンがまったくない。という当たり前のことに、今頃気づいた。

同じようなことをして、イーストウッドは限りなく簡潔に、スピルバーグは過剰さがあるのが不思議。勘違いかもしれないけれど、情報力が多い気がする。

「大統領の陰謀」が大好きな作品なので、この映画もとても好き。
新聞社の矜持が表現されていて、このキリッとしたあり方には、すごく刺激を受ける。己を超えたところにある理念や理想はとっても大事なんだぜ〜。