このレビューはネタバレを含みます
他社の新聞社たちがグラハム夫人の決定にならい、マクナマラ文書の記事を掲載した新聞をベンがテーブルに投げ出していくシーンに目頭が熱くなりました。あと敵対側であるはずの政府代理人側事務員の女性がグラハム夫人を裁判所の長い列から抜け道へと案内し、「勝って下さい」とまっすぐな眼差しで言い放つシーンも。
報道側の勝訴を告げたブラック判事の「報道が仕えるべきは国民だ。統治者ではない。」という言葉、全ての国でそれが当たり前な世の中であって欲しいと例え叶わなくても願ってしまいます。
マクナマラ文書もウォーターゲート事件も私は全然知らないものです。どんな意見も情報も鵜呑みにしてはいけないということを肝に銘じながらも色々な方面から歴史の報道を見たり勉強してみたいと感じた映画でした( ´◡` )