がんびーの

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のがんびーののレビュー・感想・評価

3.9
『報道の自由は、報道が作る』

ベトナム戦争時における政府の国家機密情報(それが流出すると政府の立場が危うくなる)を地方新聞社が掲載するお話。

権力に立ち向かう新聞記者たち、女性として下に見られながらも強い意志で前進する社長、チーム一丸となって立ち向かおうとするみんなの姿。胸が熱くなるような内容だった。誰をターゲットにするか、この記事が誰を傷つけ誰を救うか、どのタイミングで世に出すか…などなど、新聞業界って本当に大変な仕事だなと感じた。マスコミとか記者とかって叩かれてばっかなイメージだけど、本作品を見ると彼らのような職種の人を見る目も変わる。

他社より早く情報集めるプレッシャーだったり、いろんな方面からの記事内容に関する苦情だったり、多分自分がこんなところで働いたら一週間くらいで過労死すんだろう。まあトム・ハンクスが上司だったら頑張っちゃうけど。

トム・ハンクスとメリル・ストリープが同じ画面にいるだけで見る価値ある。
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