あられちゃん

善惡の刃のあられちゃんのレビュー・感想・評価

善惡の刃(2016年製作の映画)
4.0
なんとなく手に取ったが、無駄がなくシンプルで観やすかった。

2000年に実際に韓国で起こった「薬村五叉路タクシー運転手殺人事件」が題材の作品。

事件の第一発見者となった少年が、一転し容疑者となる。
10年間無実を訴え続けている彼に、出世のために注目の事件の再審をもくろむ弁護士が立ち上がる。

暴行、自白の強要、杜撰な捜査…
「人間の欲」のせいで関係ない誰かが犠牲になるなんて、許せない話です。
一人の人間の大切な10年を奪って、どうやって韓国の警察は償ったのだろう。

でもそれよりも、被害者の青年と弁護士の関係が温かくてとても大好きな作品になりました。