善惡の刃の作品情報・感想・評価・動画配信

「善惡の刃」に投稿された感想・評価

ゆき

ゆきの感想・評価

3.7
活動源

10年を奪われた青年と行き止まり寸前の弁護士が共に再起を目指す。
法廷ドラマではなく、弁護士の変化と青年の希望に注目した展開。
安定して杜撰な韓国警察と検事の存在を露呈させる。
エンディングで実際の事件との繋がりを感じる演出もあり、残すべき作品だと痛感。
事実であっても主張し続けるには体力と気力がいる。どんどん活力を取り戻していく目の演技が印象的な一作でした。

×××
タクシー運転手刺殺事件の第一発見者である少年は、無実の罪にきせられ有罪判決を受けた。10年の刑期に服した彼は出世狙いで話題性のある依頼人を探す弁護士と出会い、再び無実を主張し始める。
自宅で配信で観ていると、少しダレたストーリー展開には集中が途切れてしまいがちなんですが、この作品は最後まで目を見開いて完走しました。

ヤサグレた仕事のない弁護士の導入から、すぐに場面は事故現場に変わり、なぜか偶然居合わせた少年が犯人に仕立て上げられたことがわかります。

弁護士が、真実の追求に立ち返り、少年と心を通わせていく様、証言のたび15年前の再現シーンが挟まれ、知らなかった事実が明らかになっていく、そのバランスとテンポが見事で飽きさせません。

カン・ハヌルの映画を最近立て続けに見ているような気がしますが、彼の、うつろな表情、怒りの表情、純粋に笑う表情、どれも少年の心の内を表していて魅力的な人物になっています。

再審の中身は明かされず、エピローグに、実際の話であることと、裁判には勝ったことが知らされます。映画としてはここで切ることで冗長になることを回避して、スッキリと終わったと思います。

韓国は、実際の事件を映画にしたものが多いですね。
司法のあり方を問い、ねじ曲げられた捜査が人の人生を奪うことの怖さを見ました。
若々しいカン・ハヌルくんもカワイイ。
薄汚くてもハヌルくんはかっこいい。

チョン・ウが大泉洋に見えてくる。
日本でリメイクしたらぜひ大泉洋に演ってもらいたい。



イ・ドンフィ好きなんだけど、この役はあまり…。
M

Mの感想・評価

4.2
冤罪というものがない世界だったら、、
「殺人なんかできないから」という言葉が胸に刺さりました。
yuu

yuuの感想・評価

4.0
めちゃめちゃ面白かったです!

10年冤罪だったにも関わらず、刑務所に入れられさらに被害者に対しての慰謝料が多額に借金してしまい、弁護士が本当に冤罪だったのかを証明していく内容でした。

途中までは本当に刑事の捜査のやり方にも腹が立つし、捜査がどれだけ最低なものだったかが描かれていて、少年だからという理由で暴力を振るって脅してしてない犯罪を認めさせたりと、まぁー胸糞が止まらなかったです。
ただ、主人公の弁護士の熱意や真摯に向き合っている感じがとても良かったです。

最後が15分ぐらい早く終わらせちゃダメだよ!と思いました。。最後にスッキリするシーンがほとんど描かれていなかったからもうちょい長くしていいからスッキリする部分を映して欲しかったなと思いました。
胸糞な感じで終わらなかったのが良かったです!

あとは韓国の俳優さんで1番好きな俳優のイ・ドンフィが出ていてびっくりしました!やっぱり悪役でも良い役でも良い演技を見せてくれますね!
大泉洋さんに みえたりして。

ラストの 後味の悪さが
なくて よかった!
illマン

illマンの感想・評価

4.3
うーー
面白いけど、あと10分短い!

弁護士の家族の問題や
裁判の内容が見たかった!
スカッとさせねーのかよ!
takae

takaeの感想・評価

3.8
殺人の冤罪で10年もの間刑務所に入っていたヒョヌ。刑務所にいる間に母は糖尿病の悪化から失明し、出所してからも被害者遺族への賠償金のため、多額の借金を抱えながら生活することを余儀なくされています。

一方のジュニョン、弁護士として敗訴続きで借金がかさみ、妻と子にも家を出て行かれ、友達にすがって大手弁護士事務所においてもらっていますが正式に籍はなく。
事務所の代表に取り入って出世しようと話題性のある事件を探しているところにヒョヌから冤罪の話を聞き、引き受けることにするが...というお話。

最初、この弁護士ジュニョンがすごく嫌いだったんですよね。いい加減だしやる気なさげだし口先ばっかりだし。
でも、ヒョヌに出会って事件を調べ始めて、くすぶっていた正義感に火がついたのかな?そこからだんだんと変わっていく姿がすごく良かった。

ちょっとだけ、人ってそんな簡単に変わるんかいな...って思ったりもしたけど、そんなこと考えてたら映画って途端に面白くなくなっちゃうし、観ているうちにそんなこともすっかり忘れて引き込まれてた。

これまで見てきた韓国映画で学んだことは、韓国の警察がクソすぎるっていうことなんですけど、今回の韓国警察はその中でもまれに見るクソっぷりでした。
これ実話ってことは、映画の中だけじゃなく本当にあんなことが起きてるってことなのかな...自白の強要とかとにかく酷すぎました。人の人生なんだと思ってるんだろうね。

あるシーンで、ジュニョンがヒョヌに言った言葉。あれめちゃくちゃ泣いた...
誰一人言ってなかったけど、それがヒョヌの一番言って欲しい言葉だったような気がする。何もやってないのに10年も刑務所に入るって酷すぎるし、時間は戻せないけど、その言葉でヒョヌは少しだけ救われたんじゃないかなと思いました。

血も涙もない警察や検事に腹が立ったけど、弁護士の情熱、母の息子を想う気持ち、一見悪そうなチンピラたちがヒョヌにこっそり協力するところ、そういう部分で人間捨てたもんじゃないなって思えた。
救いがなく、とことん重いっていうのが韓国映画のイメージかもしれないけど、こういう、弱きを助け、強きを挫くっていう胸熱なところも韓国映画の魅力だし、そういうところ好きだなぁって思います。

ラストのあの終わり方も良かった。そして弁護士ジュニョンご本人の写真を見て、ああ、本当に実話なんだな...って改めて胸が熱くなりました。

弁護士ジュニョンを演じたチョンウ、なんとなく大泉洋みがあって良い味出てた。
そして、大好きな『ミッドナイトランナー』に出ていたカン・ハヌル。やっぱりいい!熱い!

胸糞なところもあるけど、すごく面白かったし良い作品でした。
2000年に韓国で実際に起きたタクシー運転手殺害事件の冤罪をテーマに、国家権力の腐敗と、それに立ち向かう弁護士と冤罪被害者の若者の姿を描く。

実際に再審を行い、その結果が出ている史実なので、法廷ドラマとしての内容は軽め。
本当に再審が認められるのか、という冤罪被害者の心の揺れや、弁護士の苦闘を中心に描いている。

これがノンフィクションでなく、本当に起きたことに驚かされ、韓国の国家権力の闇の大きさに暗澹とさせられる。
韓国映画お得意の、法の番人の腐敗をこれでもかと描き、その上で一級のエンターテインメントとして見せる見応えある作品です。
【キングオブ胸糞刑事ノミネート】
隠れた名作と言ったら失礼?
隠れてない?

冤罪を晴らすために奔走する大泉…
イヤ…弁護士。
法廷シーンはわずか。そこにたどり着くまでの海千山千を描いている。

警察のあまりの横暴振りにイライラ指数は跳ね上がるが、終盤はシッカリ男の絆を見せつけられ涙。。。
これが実話に基づいてるとは、
ヤイバじゃなくてヤバイ。。。
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